花温湯は、乾燥やゆらぎを感じやすい犬の皮膚を守るための石鹸です。
犬の皮膚ケアにカレンデュラが使われる理由を、今日は書いてみたいと思います。
犬の皮膚とカレンデュラ
そもそも犬の皮膚はとても薄く、刺激に弱いと言われています。
そんな皮膚を守るために、古くから使われてきた植物があります。
それが、カレンデュラです。
その花が、私の手元に届きました。
箱を開けた瞬間、目の前に広がったのは、太陽のような色でした。
寒さの厳しい季節を越えて咲いた、ベレケの村のカレンデュラ。
大切に育てられた花だと、すぐにわかりました。
花びらの重なりや色の深さに、時間と手入れの跡が残っていました。
この花は、ただ美しいだけではありません。
カレンデュラは「守る花」
カレンデュラは、メディカルハーブの世界で古くから使われてきました。
抗炎症、角質修復、創傷治癒を支える働きが知られ、外的刺激を受けやすい皮膚を穏やかに守るために用いられます。
ただし、石鹸は洗い流すものです。
花温湯は、何かを治すための石鹸ではありません。
それでも、意味があります。
花温湯の設計 ― 守りとやわらぎ
犬の皮膚は、人よりも薄く、ゆらぎやすい。
強く洗うほど、皮膚は崩れやすくなります。
だから花温湯は、「清潔にする」ためではなく、
皮膚を崩さないための石鹸として設計しました。
刺激を与えすぎないやさしい泡。
皮膚環境を守る処方。
花温湯には、皮膚を守る性質をもつカレンデュラに加え、
やわらげる作用で知られるカモミールも合わせています。
こうした設計は、犬の皮膚とカレンデュラの相性を考えたものです。
カレンデュラとカモミール
カレンデュラが「守る花」だとしたら、カモミールは「落ち着かせる花」。
このふたつが重なることで、ゆらぎやすい皮膚を静かに支える設計になっています。
カレンデュラ
古くから「皮膚と粘膜を守る植物」として親しまれてきました。抗炎症や角質修復を支える働きがあると言われ、外的刺激を受けやすい皮膚を穏やかに守る目的で用いられます。
カモミール
刺激を受けた皮膚をやわらかく整える働きがあるとされています。メディカルハーブの世界では、鎮静を目的として選ばれることの多い植物です。
穏やかなケアという考え方
なお、カレンデュラやカモミールは、石鹸以外の形で使用する場合は少量から試すことが大切とされています。(チンキや食用のハーブパウダーなど)
体質や状態によって合う・合わないがあるため、様子を見ながら使うことが基本です。
カモミールはハーブティーとして抽出し、やさしく皮膚にかける“リンス”のような使い方が紹介されることもあります。
ただし、強く作用させるものではなく、あくまで穏やかなケアのひとつとして扱われています。
花だけではなく、人の手も入っている
そして、この石鹸には花だけでなく、
寒さの中で育てた人の知恵、手、土、時間が入っています。
ベレケの村は、中央アジア・キルギスでの暮らしの中で学んだ「自然と共に生きる」という考えをもとに、環境負荷の少ない循環農を実践されています。
農薬に頼らず、季節の厳しさの中で手をかけて育てられたカレンデュラは、ただの素材ではなく、人と自然がふれあう時間そのもののように感じられます。
そうして、寒波の中でも手をかけ、時間をかけて咲かせた花が、こうして石鹸になります。
ベレケの村 公式サイト(https://www.berekenomura.com/)
人用のスキンケア製品も提供されています🌸
花温湯(カモミールとカレンデュラ)石けんについて
花温湯は、乾燥しやすい犬や、皮膚がゆらぎやすい犬、強い洗浄が合わないと感じている犬に向けて、犬の皮膚ケアのひとつとして、触れ合う時間を守るために作りました。
何かを変えるためではなく、
今ある皮膚を崩さないためのケアとして。
そんな時間を大切にしたいご家族に、そっと届けばいいなと思っています。
そして、買ってくださった石鹸が、
どこかのまだ家族がいない犬に、優しさとして届けばいいなと思っています。

最後に
犬は、触れられることで安心を知り、
触れられることで愛情を感じる生きものだと思っています。
だからこそ、皮膚がゆらぎやすい時も、
シニアになってトラブルが増えた時も、
「触れられない理由」が増えてほしくない。
皮膚の不調がきっかけで距離が生まれたり、
その犬の居場所が揺らいだりすることが、
少しでも減ってほしいと願っています。
花温湯は、皮膚を治すための石鹸ではありません。
けれど、触れ合う時間が続くための、小さな守りでありたい。
つながった糸が、最後まで切れませんように。


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