愛犬の肌タイプ・暮らし方で選ぶ、やさしい洗い方
液体の犬用シャンプーが向いている犬
こんな犬におすすめ
- 被毛が長く、毛量が多い犬
 - 外遊びが多く、体全体がしっかり汚れる犬
 - 体が大きく、洗う範囲が広いため短時間で洗いたい犬
 - 飼い主さんが短時間で洗いたいとき
 
🧴 犬用液体シャンプーを選ぶときのポイント
| チェック項目 | 理由 | 
| 植物由来の界面活性剤(例:コカミドプロピルベタイン) | 刺激が少なく、泡立ちも良い | 
| 無香料または天然精油のみ | 犬の嗅覚ストレスを防ぐ | 
| 弱酸性〜中性(pH6〜7) | 犬の皮膚に近い | 
| 防腐剤・合成着色料が少ない | アレルギー対策に◎ | 
| “皮膚保湿・皮膚ケア重視”処方 | 被毛ではなく肌に注目して選ぶ | 
💬 point
液体タイプは、泡立ちが早く洗浄工程を短くできるのが魅力。一方で、泡切れ(すすぎやすさ)は石けんの方が早いため、犬の皮膚の状態や洗う頻度に合わせて使い分けるのが理想です。
犬用石けんが向いているワンコ
こんな犬におすすめ
- 皮膚が乾燥しやすい、または敏感肌の犬
 - 頻繁に洗う(週1以上)の犬
 - 高齢犬や保護犬など、皮膚バリアが弱い犬
 - シャンプー後にフケ・かゆみが出やすい犬
 
🧼 犬用石けんを選ぶときのポイント
| チェック項目 | 理由 | 
| 食用グレードの油脂(オリーブ・こめ・ひまわりなど) | 不純物が少なく、皮膚刺激がない | 
| 無香料または微香(天然素材) | 嗅覚負担を減らす | 
| パームフリー | 犬の皮膚に過剰な脱脂を起こしにくい | 
| 低水分・自然乾燥仕上げ | 保存料不使用でも品質が安定 | 
| 和漢・植物エキス入り | 皮膚を労わるサポートになる | 
💬 point
石けんは“泡で撫でる”ように洗うのが基本。さらに、泡立てネットやガーゼで、必要な分だけ泡をつくると経済的。こたつとふく(15kg&20kg)でも1回15gほどで全身を洗っています。
小多福堂の石けんは、食用の油脂と和漢植物を使い、泡立ちは控えめでも泡切れが早く、皮膚に残りにくいのが特長です。ですので、泡立てネットやガーゼを使うと、大型犬でも全身を包むように洗えるくらい、しっかり泡が立ちます。
石けんは“泡が少ない”と言われることがありますが、
実際にはもこもこ大量に立つ泡ではなく、きめ細かく密着する泡。
皮膚の上でやさしく広がり、汚れを包みこんでくれます。
泡が多ければ良いわけではなく、
泡の質と泡切れが大切だと感じています。

液体シャンプー vs. 犬用石けん:比較早見表
最後に、どちらのタイプを選ぶか迷ったときに役立つよう、主な特性と適している犬のタイプをまとめました。
| 項目 | 液体シャンプー(界面活性剤ベース) | 犬用石けん(油脂ベース) | 
| 主成分 | 合成/植物由来の界面活性剤 | 植物/食用グレードの油脂と苛性ソーダ(鹸化剤) | 
| pH | 弱酸性〜中性(皮膚に合わせやすい) | 弱アルカリ性(水に溶かすと中性に近くなる) | 
| 泡立ち | 早い、豊か、持続性がある | きめ細かく密着する、泡立ちは控えめ | 
| 泡切れ | 石けんに比べると時間がかかる場合がある | 非常に早い、すすぎ残しが少ない | 
| 洗浄力 | 調整しやすい、しっかり汚れを落とせる | 穏やか(優しさが特長)、必要な油分は残しやすい | 
| 脱脂力 | 成分によるが、洗浄力が強いと脱脂しやすい | 適度、皮膚への負担が少ないよう配慮されている | 
| 主な機能 | 洗浄力の確保、短時間でのシャンプー | 皮膚への優しさ、保湿成分の維持 | 
| 向いている犬 | 被毛が長く毛量が多い犬 外遊びでしっかり汚れる犬 短時間で洗いたい大型犬  | 敏感肌や乾燥肌の犬 頻繁に洗う(週1以上)犬 皮膚バリアが弱い高齢犬・保護犬  | 

  
  
  
  
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