冬の散歩後の冷え対策にも。シニア犬にも優しい保湿ケア

犬用石けんの小多福堂 七十二候

立冬(りっとう)という季節

朝の空気がひんやりして、犬の吐く息が白くのぼる頃。
七十二候では間もなく「山茶始開(つばきはじめてひらく)」を迎えます。 椿の花が少しずつほころびはじめ、本格的な冬の訪れを知らせてくれる時季です。

まず、気温の低下とともに、犬の皮膚は乾きやすくなり、皮膚の乾燥対策が重要になります。
そして、血の巡りがゆるやかになることで、冷えや関節のこわばりも感じやすくなります。

したがって、この時期の養生の鍵は、東洋医学の知恵に基づく、“温めて、潤す”ことです。

和漢のぬくもりで整える

小多福堂の「犬用石けん温守湯(おんしゅとう)」は、
寒い季節の血行を巡らせる和漢・当帰(とうき)、肌を整える甘草(かんぞう)、さらにしっとりとしたうるおいを与える紫根(しこん)を配合した、犬用石けんです。

オリーブ油やシアバターなど食用グレードの油脂を使い、 泡立ちはやわらかく、乾燥しがちな皮膚にうるおいの膜を残すように仕上げています。

そのうえ、シャンプーが苦手な子や、老犬(シニア犬)の冬の保湿ケアにもおすすめの、やさしい処方です。

お散歩のあとに、“なで湯”の時間を

では、具体的な使い方をご紹介します。

寒い日のお散歩から帰ったら、 お湯にほんの少し石けんを溶かして、なで湯ミトンで拭いてあげます。 足先やおなか、首まわりなど、冷えやすい部分をやさしく撫でるように。

ぬくもりが伝わると、犬はふっと力を抜いて、気持ちよさそうに目を細めます。
また、冷えを防ぐだけでなく、体の熱をほどよく逃がし、体温調整をサポートすることにもつながります。 石けんのぬくもりが、皮膚と心をやさしく整えてくれる時間です。

ぬくもりは、手からはじまる。
石けんの泡を包んで、そっとなでる。「なで湯」は、冬の洗い方をやさしく変えてくれます。

高齢犬や保護犬にも、触れるケアを

とくに、年を重ねた高齢犬(老犬)や、触れられることに不安を持つ保護犬にとっても、
“なで湯”のような拭き洗いは心をほどくきっかけになります。

やさしく撫でながら声をかけてあげるだけで、 体温も、気持ちも、ゆっくりとあたたまっていきます。

つまり、洗うことが目的ではなく、“触れること”そのものが癒しになるのです。

まとめ

このように、冬のはじまりは、犬と人のぬくもりを感じる季節。
お湯の温度、手の温度、石けんのやさしさ。
その全部が、犬の安心をつくります。

「温めて、潤す」――それは、
寒い季節を健やかに過ごすための、犬と人の絆を深める小さな養生の知恵です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました