おせち料理。
今年は作りながら、ひとつひとつの意味を調べてみました。
おせち料理に込められた意味や由来を知ると、
見え方が少し変わってきます。
おせちって
「お正月のごちそう」というより、
一年をどう生きるかを並べた、暮らしのメモみたいなものなんだと思いました。
おせち料理は「お休み」と「備え」のための知恵
そもそもおせち料理は、
保存がきくもの、手間がかかるもの、
正月三が日に台所に立たなくていいように作られた料理。
つまり
贅沢のためというより、
無事に年を越して、ちゃんと休むための備え。
そう考えると、
並んでいる料理がどれも地味なのも納得がいきます。
料理に込められた意味と由来(ちょっとうんちく)
- 黒豆
「まめに働く」が有名ですが、本来は「黒く日焼けするほど元気に、健康で暮らせるように」という願いが先。何事もまずは体が資本、ということですね。 - 田作り(たづくり)
別名「ごまめ」。かつて片口イワシが田んぼの高級肥料だったことから「五万米(ごまめ)」の字が当てられ、豊作を願う料理になりました。 - たたきごぼう
ごぼうは地中深く、細長く根を張る野菜。
「家業がその土地にしっかり根付く」という安泰を象徴しています。
叩いて開くことで「運を開く」という意味も。 - 酢れんこん(すれんこん)
穴があいていることから「先が見通せる」という意味があります。
先行き不安な時代だからこそ、この見通しの良さは大切にしたいポイントです。 - 錦玉子(にしきたまご)
黄身を金、白身を銀に見立てた、華やかな二色(にしき)の卵料理。豪華な織物の「錦」とかけており、金運や財宝、縁起の良さを象徴しています。 - 紅白かまぼこ
形が「初日の出」に似ていることから、新しい門出を象徴します。
赤は「魔除け」、白は「清浄(清らかな心)」を意味します。 - 栗きんとん
漢字で「栗金団」と書き、見た目の黄金色から「商売繁盛」や「財運」を願う一品。
勝負運を上げるという意味もあり、一年の景気づけにぴったりです。 - 伊達巻(だてまき)
形が昔の「巻物(書物)」に似ていることから、知恵や学問の成就を願う意味があります。
知識を蓄え、賢く生きるための知恵ですね。 - 数の子(かずのこ)
ニシンの卵であることから「二親(にしん)から多くの子が出る」=子孫繁栄を願うもの。
家族が絶えることなく、長く続いていくことへの祈りです。 - 海老(えび)
腰が曲がるまで長生きできるように、という不老長寿の願い。
ひげが長く、脱皮を繰り返して成長する姿も、生命力の強さを表しています。 - 紅白なます
お祝い事に使われる「水引(みずひき)」をかたどった料理。
「家族の絆が強く結ばれますように」という平和への願いが込められています。
お腹を整える「養生」の役割も。
小多福堂と重なるところ
おせちを調べていて思ったのは、
派手じゃないけど、
続けるために必要なものばかりということ。
犬のための石けんも、
人の暮らしを守る道具も、
結局は同じところを目指しているように感じました。
犬との暮らしと、おせちの話
犬と暮らしていると、
派手さよりも「無事であること」がいちばん大事やと実感します。
よく食べて、よく眠って、
大きなトラブルなく一日が終わること。
それだけで、今日は良い日だったと思えます。
おせち料理に込められている
健康、備え、見通し、長く続くこと、という意味は、
犬との暮らしで大切にしていることと、ほとんど同じ。
だからおせちは、
人のための料理でありながら、
どこか「犬と一緒に生きる感覚」にも近い気がしています。

おわりに
意味を知ったからといって、
完璧に作らなくてもいいし、
全部そろえなくてもいい。
人も犬も、
一年を無事に過ごせたら、それで十分。
来年はとりあえず、
なんでもわろとこ、思ってます。



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