犬の皮膚と被毛の基本|人よりデリケートな「犬の肌」と匂いの役割

犬の皮膚

いま私は、犬の皮膚と被毛についてのケアリストになるために学んでいます。

犬の皮膚は人間より薄く敏感です。
また、被毛は「服」や「日傘」のように体温調節や紫外線から体を守る、大切な役割を果たしています。だからこそ、犬のスキンケアはやさしさが大切。

洗いすぎや刺激の強いケアは逆効果です。

1. 犬の匂いは健康のサイン:「消す」のではなく「気づく」

私たち人間は、体臭を消すために香料を使いますが、犬にとって匂いは健康状態を教えてくれるサインです。匂いを「消す」のではなく、「気づく」ことが飼い主の役割です。

健康な犬の匂い

  • 肉球: ポップコーンのような香ばしさ(バクテリアの代謝によるもの)
  • 全身: 日向ぼっこの布団のような、穏やかな安心感

注意したい匂いの変化

代謝バランス崩れによる薬品臭: 腎臓や肝臓などの内臓的な異変の可能性(強い場合はすぐに病院へ)

鉄っぽい匂い: 皮膚炎による出血や炎症の可能性

細菌繁殖による生乾き臭: 湿気や皮膚の常在菌バランスの乱れ

2. 被毛と匂いの変化|健康チェックのポイント

被毛の状態と匂いは、犬の健康を映す鏡です。この二つを合わせて観察することが、早期の健康チェックにつながります。

状態のサイン匂い可能性
つややかでフケがない匂いは穏やか健康な状態
パサつき、フケがある酸っぱい匂い乾燥、皮膚バリアの低下
ベタつきが強い強い体臭(脂っぽい)皮脂の過剰分泌、マラセチア菌の増殖

3. 犬の匂いと生活習慣|ケアで気をつけたいこと

匂いの変化は、生活習慣とも深く関係します。日常のケアで気をつけたいのは、犬の持つサインを邪魔しないことです。

  • 洗いすぎ: 皮膚のバリア機能(常在菌や皮脂膜)を壊し、かえって匂いやトラブルの原因になることがあります。
  • 強い香料や精油: 犬本来のサインを完全に隠してしまい、飼い主が異変に気づく機会を奪ってしまいます。

毎日の観察と、やさしい洗浄力の犬用石鹸でのケアが大切です。

4. 小多福堂の犬用石鹸|香料を使わずサインを守る

小多福堂は、犬の「匂い=サイン」を大切にするという哲学に基づき、石鹸づくりを行っています。

  • 香料や着色料を一切使わず、異変をごまかさない製法
  • 自然由来の油脂と和漢植物エキスで手作りし、洗浄とやさしさを両立

犬と人が、お互いのサインを信頼しながら安心して暮らせるように、小多福堂の犬用スキンケア石鹸をお届けしています。

まとめ|犬の匂いは“消す”ものではなく“気づく”もの

犬の匂いは、愛犬が発する健康のサインです。

小多福堂は、その大切なサインを守るために香料や強い精油を使わず仕立てた犬用石鹸をお届けし、飼い主様の「気づく力」をサポートしたいと願っています。

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